将軍の独り言

皆さんの役立つ生活指南を主にした雑記ブログです。

時代とともに変わる結婚(価値観編)

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 どうも、将軍です。

 「11月22日」の「いい夫婦の日」をはじめ、「11」を「いい」に掛け合わせた語呂合わせや、気候面でも安定しているという意味から、6月の「ジューンブライド」と並んで、1年の間で結婚式を挙げるシーズンの中でも1、2を争うほど人気のシーズンである、11月。

 11月を目前とするにあたり、今回は時代とともに変わる結婚への価値観についてお話ししていきます。

 これから結婚される方はもちろん、いつかは結婚をと考えていらっしゃる方々に参考になれば幸いです。

 

目次

 

結婚に対するイメージ

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 「私、将来は好きなAくんと結婚したいな」

 「Aくんのことが好きなの?結婚すれば?」

 子どもの頃、好きな異性と結婚することを夢見たり、友達同士で好きな異性の話をすれば、必ずセットで「じゃあ結婚したら?」という冗談話で盛り上がっていた記憶はないでしょうか?

 このように、年齢が若ければ若いほど、結婚とはウエディングドレスを着て、好きな人とするものであると考えがちです。

 筆者も、中学校に上がるまでは、結婚は好きな人とするものであると考えていましたが、あるドラマで、女性が幼い女の子に「結婚は好きじゃない人とすることもあるのよ」と話しているシーンを見て、その通りだと感じました。

 このシーンは、ほんの一瞬であり、劇中で印象に残るシーンとは言い難いものの、セリフとして、15歳当時の私には大変衝撃を受けたと同時に、「確かに結婚相手が好きな人であるとは限らない」と同感することができたエピソードでした。

 無理もありません。このドラマの設定されている時代は、戦時中~1970年頃に該当するため、その当時は許婚として決められた相手がいる、もしくはお見合い結婚が主流であった時代に該当するので、必ずしもお互いが好きになっているかと言えばそうではありません。許婚であればなおのことそうなるでしょう。

 結婚は好きな人とするものであるというのも、間違いではありませんが、このようにイメージしてしまうのは、時代とともに、現代は恋愛結婚が全結婚の約9割を占めるところにあるのではと考えられます。

恋愛結婚とお見合い結婚の動向

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出典元:第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)より引用

  このグラフから見ても分かるように、お見合い結婚と恋愛結婚の比率が逆転したのが、およそ50年ほど前である1965年以降からになります。これは、高度経済成長期をきっかけに、進学率の向上や、女性も社会に進出するようになったことを機に、出会いの機会がこれまでよりも増えてきたことも一因として考えられます。

入籍と挙式の順番

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 日本の法律では、夫婦になるにあたり婚姻届を提出する必要があります。

 入籍とは、婚姻届けを提出し、法的に結婚したということを指しますが、ここ十数年は、「入籍だけ済ませて挙式をしない」というケースや「挙式もするけど先に入籍から」のように、入籍を先に済ませるカップルが増えてきていますが、かつては挙式から先に行い、入籍は後にするのが当たり前でした。

 その入籍のタイミングも、翌日と言うケースもあれば、だいぶ間隔をあけてからと言うケースもあり、時には妊娠が分かるまでは入籍をしないというケースもありました。

 これは、「嫁(か)して三年子なきは去る」と言う言葉があるごとく、不妊の原因は女性であると決めつけられ、不妊が原因で離婚は仕方ないとされていました。

 離婚となると、この時代においては恥ずかしいことであるとも言われていたため、入籍した後に「実は不妊だった」と分かるよりは、入籍せず、不妊であればそのまま離婚歴に残らないと言った考えから来ている、つまり、挙式より後に入籍をするというのは、世間体とともに不妊かどうかの見極めの為でもあったとも言われます。

 古い考えを持ったお父さんお母さん方、またはおじいさんおばあさん方ですと、お子さん(お孫さん)が結婚するにあたり、挙式よりも先に入籍したと聞くと、「順番が逆だ」とお怒りになる傾向もあります。

 これも、やはり、「入籍は挙式よりも後である」という考えが長く残った所以であると考えられます。

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

 現在の法律では夫婦は姓を合わせる必要がありますが、少子化で一人っ子の比率が増えることからも、いずれ法改正で夫婦別姓も選べることになることも考えられます。

 法律に基づくものはさておき、これからは法改正が起きる可能性もありますし、どんどんと新しい価値観が生まれる時代になるため、何が正しくて何が間違っているのかも言えなくなる時代になります。

 読んでいただいてありがとうございました。

 では、また。