将軍の独り言

皆さんの役立つ生活指南を主にした雑記ブログです。

結婚におけるトラブルいろいろ

f:id:shogunlife:20190221220439p:plain

 どうも、将軍です。

 前回は、時代とともに変わる結婚をテーマに、挙式スタイルの種類と特徴についてお話ししてまいりました。

 

www.shogunlife.com

 

  今回は、当人同士をはじめ、親子や両家同士などの考えの相違によるトラブルについてお話ししていきます。

 トラブルにどんなものがあるか、これから結婚される方、まさに現在進行中でトラブルに当たってしまっていらっしゃる方へ参考になれば幸いです。

 

目次

 

トラブルは多かれ少なかれ誰もが経験している

20181021221658

 「育った環境が違えば、価値観も全く違う」

 結婚は、今まで生まれ育った環境が違っていたからこそ、考え方の相違により、当人同士のトラブルはもちろん、親子とのトラブル、両家同士のトラブルが現れる場合があります。それぞれのトラブルにどんなものがあるのか順番にお話ししていきます。

1 当人同士のトラブル

20181021221658

 当人同士のトラブルは、主に

  • 仕事面
  • 住まいの場所
  • 人任せ

などが挙げられます。

1-1 仕事面

 一昔前は、女性は「寿退社」と言って、結婚を機に退職するのが当たり前でした。しかし、現代では、共稼ぎの割合が増えてきていることから、寿退社後専業主婦になるという家庭は激減してきています

 専業主婦になると、お子さんが生まれた時、お子さんにとっては、お母さんが常にそばにいることで、安心することができるため、それも一つの選択肢でしょう。

 例えば、司法試験を合格し、法曹資格を持っている人であれば、結婚後に退職しても再度資格を生かして弁護士などの仕事を再開することが可能ですが、基本的には寿退社をしてしまうと、次に就職することは難しくなります

 特に、二人の年齢差が大きく、男性がすごく年齢が上である場合、古い考えを持った方も多いため、「結婚するときには、女性には仕事を辞めてほしい」と考えている方が多くいます。

 また、続く不況下に伴い、有期契約社員の比率が高くなっています。このことからも、経済面での不安などから、トラブルになるケースも考えられます。
 
1-2 住まいの場所

 一昔前は、結婚と同時に夫の両親と同居することがほとんどでしたが、現在では同居をする割合は格段に減り、新しい住まいで新しい生活をはじめます。

 どちらの両親とも同居をしない反面、時には住まいの場所をどこにするのかについてトラブルになる場合があります。

 一番平等なのは、双方の実家の中間地点と言われます。ですので、例えば男性側の実家が大阪の堺市、女性側の実家が同じ大阪の豊中市であれば、中間地点の大阪市内にと考えやすいですが、遠距離恋愛ののちの結婚など、男性側の実家が東京で、女性側の実家が大阪の場合、じゃあ中間地点だから名古屋にしようかと言えば安易に決められないでしょう。

 それに、仕事の関係もあるため、遠距離であればあるほど、そのトラブルも合わさって生じやすくなります。

1-3 人任せ

 基本的に、挙式は花嫁が主役と考える方が多くいるため、女性に比べると男性は「任せる」という傾向になりがちです。しかし、人任せが続くことにより、女性が不安を覚え、トラブルになる場合があります。

 

2 親子とのトラブル

20181006004106

 親子とのトラブルには、主に

  • 相手に対する不安
  • 跡継ぎ問題(主に一人っ子、長男など)
  • 希望する挙式スタイルの相違

などが挙げられます。

2-1 相手に対する不安

 一昔前の結婚は、「家同士の結婚」と言われていたため、家柄や学歴などで双方の釣り合いを見て判断をしていましたが、現代では、「当人同士の合意」の意味合いが、かつてよりは強くなったため、以前のように、家柄や学歴などで判断されることは少なくなりました。

 それでも、お父さんお母さん方にとっては、大人になっても我が子はいつまでも可愛い子どものように接してしまうものです。それ故に、我が子が結婚で苦労しないようにと心配する傾向があり、特に一人娘が嫁ぐとなれば余計その気持ちは大きくなります。

2-2 跡継ぎ問題

 主に一人っ子や長男になりますが、以前ほどは少なくなりましたが、それでも幼い間から「一人っ子だから婿をもらって跡を継いでくれ」と言われて育ってきた方はいます。

 やはり、家業の存続などの問題で、いくら好きになった人であっても、跡を継がないといけない、男性側にとっては婿養子に行くことに抵抗があるということによる、実家と相手との板挟みで悩んでしまいトラブルになる場合があります。

2-3 希望する挙式スタイルの相違

 お父さんお母さん方の世代では、ほとんどの方々が和装で挙式をされていましたが、当人は和装での挙式に抵抗があって、それを拒否した場合などにトラブルになることもあります。

3 両家同士のトラブル

20181107103221

 両家同士のトラブルは、主に

  • 結納の有無
  • 素行調査
  • 各種費用の負担割合
  • 同居の必要性
  • 希望する挙式スタイルの相違

などが挙げられ、さらに当人同士や親子とのトラブルに比べると、より複雑で深刻な状況に至る可能性もあります。

3-1 結納の有無

 一昔前は、結納を交わして、そこで初めて婚約成立と言われていましたが、現代では結納を交わす家庭は激減し、その代わりに両家顔合わせ会として、ホテルなどでの食事会に変わってきています。

 しかし、それでもけじめと言う意味合いから、結納をすべきであると考えている家庭は存在します。

 結納は、地域によって方法が違い、嫁入りの場合、一般的には女性宅に結納飾りが来るという解釈になりますが、筆者の住む市では嫁入りの場合、男性宅にも女性宅のそれよりはコンパクトな結納飾りを必要とし、さらに同じ市内でも、一般的には、紅白や緑の色調である松竹梅等の飾りが、南部の一部では金銀になります。

 このように、地域による考え方の違いがより顕著に現れることから、トラブルになる場合があります。

3-2 素行調査

 現代ではほとんど行われなくなりましたが、一昔前は結婚を前に、素行調査を行う家庭はそれなりに存在しました。素行調査は、仲人や知人に依頼するケース探偵などに依頼するケースとが存在します。

 素行調査をする意味としては、わが子の結婚相手にふさわしいかどうかを見極めるためであると言われています。

 素行調査の結果によって、残念なことに破談に至るケースもありますし、素行調査と言う行動が、された側の親御さんにとっては「わが子をバカにしているのか」という気持ちになるケースもあります。

 このように、素行調査が原因で両家がトラブルになる場合もあります。

3-3 各種費用の負担割合

 こればかりは地域や各家庭の考え方によるため、一概に言えない部分がありますが、筆者の住む地域では、嫁入りの場合

  • 挙式費用の負担:男性側6割 女性側4割
  • 家具の負担:結納をした場合女性側が負担
  • 電化製品の負担:折半
  • 新婚旅行の負担:男性側が負担

と言われていました。

 これらは地域によって考え方が違うと同時に、特に婿養子のケースであれば、結納金が嫁入りの場合よりも3~5倍位多く包む必要があると言われるように、負担割合も変わる可能性があること、そして婿養子の例が少ないことから、近所の人などの意見を参考にすることも難しくなります。

 一般的に、どちらかが損をすると必ずトラブルになりますが、かといって折半にするのが丸く収まるかと言えば、そうではありません。

 このように、お金のことは口に出しにくいことになりますが、口に出しにくいことをそのままにしておくと、どんどんトラブルの傷口は深くなります

3-4 同居の必要性

 一昔前は、長男と結婚すれば結婚と同時に同居をするのが当たり前でした。

 これは、100年以上前に制定された、旧民法下における「家制度」から来ています。

家制度

家制度(いえせいど)とは、1898年(明治31年)に制定された民法において規定された日本の家族制度であり、親族関係を有する者のうち更に狭い範囲の者を、戸主(こしゅ)と家族として一つの家に属させ、戸主に家の統率権限を与えていた制度である。江戸時代に発達した、武士階級の家父長制的な家族制度を基にしている。
女性参政権の施行と日本国憲法の制定に合わせて、1947年(昭和22年)には民法が大規模に改正され、親族編・相続編が根本的に変更された為に廃止された。

                      Wikipediaより一部抜粋

 しかし、日本国憲法の制定による法改正で、この法律は廃止されましたが、今でも「長男だから同居が当たり前」という考え方は、以前ほど少なくなったもののそれでも残っています。

 結婚と同時の同居は、本当に少なくなりましたし、今では親が子どもに同居を要求するケースが減りましたが、やはり同居の必要が今後現れるかどうかについては、特に一人っ子同士の結婚では話し合う必要が出てきます。

3-5 希望する挙式スタイルの相違

 親子とのトラブルでもお話ししましたように、希望する挙式スタイルの相違については、両家同士でもトラブルになる場合があります。

 親子とのトラブルは

  • 和装を着てほしい
  • 暑すぎない(寒すぎない)時期がいい(屋外ウェディングの場合)

などのように、調整が効くようなことになるのに対し、両家同士とのトラブルは

  • 宗教面
  • 演出面

などのように、防ぎようのないこともあります。

 一般的に、挙式を執り行う施設は、神前式の神社や、キリスト教式の教会のように「建物」自体が宗教に関係する建物に該当し、ホテルなどの挙式でも、やはり神殿や十字架など、宗教に関係する装備が存在するため、宗教上の理由でそれらの建物に入れない、見ることができないなどの関係で、トラブルに至ります。

 結婚相手が特定の宗教の信者であることが最初からわかっているのであれば、早い段階で「この挙式スタイルは宗教上の理由でできない」ということが分かりますが、特定の宗教の信者であることは、一般的には言いづらいことであり、結婚相手当人はそうではないが、結婚相手の親がそうである場合は、結婚が決まった時点で判明するため、より大きなトラブルに至ります。

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

 結婚において、結婚準備をしている時期が一番楽しい時期であると言われる反面、マリッジブルーなどからトラブルになる場合もあります。

 しかし、トラブルは誰でも経験しますので、皆さんだけが「トラブルばかり」と気に病む必要はありません。ましてや、「トラブルばっかりで結婚しない方がいいのかな」と悩む必要もありません。

 次回は、結婚におけるトラブルの乗り越え方についてお話ししていきます。

 読んでいただいてありがとうございました。

 では、また。