日常生活に行き詰った方への解決法という名の宗教(後半)
将軍です。
前回は、ブログを再開するまでに筆者の身にあった出来事について執筆してまいりました。
今回は、その出来事の後半について執筆します。
似たような経験をされた方が同じような被害に遭わないように、一人でも多くの方にこの記事が役立てば幸いです。
目次
建前上は「日常生活に行き詰った方への解決法」だが
無理強いをされ、違和感を持ったまま、子連れのお母さんから勧められた講演会の日が来ました。
彼女は、ぎりぎりまで筆者に
「10年聞き続けて、今本当に幸せなの」
「将軍さんも一緒に幸せになろうよ」
と押してくる言動がありました。
そこまで言うのなら、筆者だって法律の資格を取得するために沢山悩むこともありますが、それを乗り越え、夢だった法律の仕事に就くという幸せを手に入れることができるかもしれない。そう信じていました。
しかし、実際に話を聞くと、「日常生活に行き詰った方への解決法」なのかというと、お世辞にもそうとは言い難い内容の話でした。
筆者が実際に聞いた話は、簡単に言えば、講師の先生が重い病気をされていたという内容で、そのことに対し
- 講師の先生の病気の原因は、お子さんの日ごろの行いに起因している
- 天理教に相談した結果、天理教はお子さんが学校を退学し介護に専念することを求めた
- 実際にお子さんは学校を退学し、介護に専念した結果すべてがうまくいくようになった
と弁論されていたのでした。
確かに、お子さんが自分の将来を犠牲にしてでも親のために学校を退学し介護に専念することは美徳ともいえます。筆者だって一人っ子なので、本当であれば親の面倒を見るべきであり、法律の資格よりも介護の資格を取るべきなのかもしれません。
結果として、筆者はこれらの話を聞くことにより
- 仮に身内に病人が現れたとすれば、筆者が法律の資格を取得しようとしていることが原因だと言われるのではないか
- 筆者が法律の資格を取得するために頑張っていることを責められた
という気持ちになってしまったのでした。
中にはこんな乱暴な考え方も
筆者はこの講演会を含め3回聞いてまいり、3回とも共通して言えるのが
- 講師の先生または同居する家族が重い病気をされていた
- その病気の原因は日ごろの行いが悪いことに起因している
- 天理教の言うことに従った結果病気が平癒した
というものでしたが、筆者の知人もまた別の地域で「青少年育成啓発セミナー」という名目の会に出席したところ、やはり天理教だったそうで、そこではとても乱暴な考え方もありました。
聞くところによると、そこでの講師の先生はDVに悩まされていたそうですが、天理教で相談した結果
- 女性の我が強いから夫がイライラして暴力をふるう
- いくら夫が悪くても女性が耐えればやがて暴力はなくなる
- どんな夫でも女性は夫に尽くし、DVを許せ
と言われた経験があったようで、そのまま女性は男性を立てるべきである
という内容だったとのことでした。
夫婦生活を上手くいくための秘訣にも、夫を立てることでうまくいくケースもあるでしょう。
しかし、「DVの原因はすべて女性にある」というのはかなり乱暴な考え方になります。
このこと以外にも、天理教の中には「男を立てるべきである」という考え方は多く見かけます。
実際にも、筆者を誘ってきた子連れのお母さんもやはり、仕事をやめて専業主婦になり、平日は18時以降や休日は旦那さんのための時間だから誰からも電話は受け取らないと言われており、それは天理教から幸せのために彼女がするべき行動であると求められたと言われていたのです。
筆者にとってはただただ、これらの考え方は違和感どころか乱暴すぎる考え以外の何物でもありません。
いたる地域で似たような講演会は行われている
規模は違えど、似たような講演会は色々な地域で行われていると言われます。
このような会は、まず天理教の教会で行われていることはほぼ少なく、大部分は市の施設(市営文化ホールや市営公民館など)を利用され、講演会の名前や関連団体も「天理教」と出さず
- 「○○市青少年育成セミナー」
- 「子育てサロン」
など、一見よくあるような団体を名乗るケースがあり、特に主婦の方をターゲットにして誘うことが多いのでご注意していただければと思います。
参加費そのものは基本的に無料ですが、そもそも何度も開催できるのは不自然ですし筆者は大変違和感があります。
筆者は3回で参加をやめましたが、当然勧誘が目的で、莫大な寄付金を求めるケースもあります。
団体名に騙されずに、そして安心できそうな団体名だからといって安易に参加者名簿に名前等を書かないように気を付けていただけたらと思います。
まとめ
ブログを再開するまでに我が身で起きた出来事についてお話ししました。
現在、いたる地域で「子育て相談」等をうたうセミナーが実は天理教であり、大変嫌な思いをされた方々がいらっしゃる話を聞きますし、筆者も大変不愉快な思いをしてまいりました。
同じように困っていらっしゃった方が少しでも解決になれればと思います。
では、また。