一人っ子の将来(進学・就職編)
どうも、将軍です。
今回は、一人っ子のお子さんが成長し、自分の進路について考えるようになった時に、一人っ子当人はもちろん、お父さんお母さん方として、どうお子さんに対し接するべきかのアドバイスをお話しします。
目次
まずはお子さんの意向を聞く
「あなたの将来の夢は何ですか?」
皆さんも一度や二度くらい、このような質問をされたり、小学校の卒業文集などに書いたこともあるはずです。
その将来の夢も、小学生低学年の頃は、「パイロット」「宇宙に行く」「芸能人」「食べ物屋さん」・・・
小学校を卒業する頃になると、「裁判官」「看護師さん」「弁護士」「学校の先生」・・・
もう少し大きくなると、「お嫁さん」「サラリーマン」・・・とだんだんと現実味が増してきます。
しかし、一人っ子の場合は、幼い頃から将来は親の面倒を見ないといけない現実を突きつけられているため、将来の夢がない、あっても反対されたり、お父さんお母さん方に夢をバカにされて諦めてしまうという人が多くいます。
筆者も、中学生の頃には、将来裁判官や弁護士になりたいという夢を抱いていましたが、やはり一人っ子故に、親を見捨ててしまう、親に話したとしても反対されたりバカにされるのではないかと諦めていました。
一人っ子であっても、将来の夢を大きく持つことは何らおかしくありません。将来の夢をかなえたいがために、「こういう勉強をしたいからこういう学校に行きたい」(筆者の場合でしたら、「裁判官になりたいから、同じ法学部でも、司法試験合格率の高い〇〇大学に進みたい」というようなところですね。)と思うのは一人っ子でも同じことですからね。
お子さんが、進路を決めるような年齢になったとき、お子さんからは進路のことで必ずお父さんお母さん方へ相談があるでしょう。その時には、まず、お子さんの意向を聞いてあげてください。その中で、お子さんが学びたいと思うために進学を考えている学校が、下宿や寮生活の必要性があるような学校であれば、その学校でないといけない理由などを話し合う必要も出て来ることでしょう。
いずれにしても、お子さんの将来の夢の考え方に対し、親の面倒が必要だからと言う理由で、頭ごなしに反対したり、夢を抱いているお子さんをバカにすることだけは決してしないでください。
一人っ子の就職について
お子さんも、いつかは学生生活が終わり、社会人になる時期が来ます。
ここ数年、大学への進学率はどんどん上昇を遂げ、卒業後に実家に戻らずに一人暮らしをして就職されている方が増えてきています。そこから分かるように、特に農村地域では、若者の人口減による過疎化が進んでいるのが現状です。
一人っ子の場合ですと、大学進学に当たり、親元を離れて下宿していたなら、就活が始まる時期に差し掛かり、いざ就職先を決めるとなった場合、卒業後も一人暮らしを続け、進学先の近辺で就職先を決めるべきなのか、実家近くで就職先を探し、お父さんお母さん方のそばにいるべきなのかを考える必要が生じてきます。
また、お子さんも成人を迎える頃になるため、お父さんお母さん方も当然ながら年を取り、遅くして出産したお子さんであれば、介護をはじめとした親の面倒も明るみに出る時期にもなります。
一人っ子の就職に対してのアドバイスをいくつかお話ししますので、参考にしていただければ幸いです。
1 一人っ子は就職で不利?
今では、面接において家族構成のことを聞くことは原則禁止とされていますが、中には今でもその類の質問をする企業も存在します。
やはり、多数の企業がコミュニケーション能力や協調性を重んじる以上、「協調性に欠ける」という一人っ子のイメージから、そして全国単位での転勤の可能性がある企業であれば、介護の可能性の是非を問われる意味合いで、不利になると思っている方は多くいます。
一人っ子であることは、本来誰の責任でもありませんし、業務を遂行していくうえでは何も関係ないことなので、それで有利不利はあってはいけないことです。もし、一人っ子を理由に合否を決めるような企業があるのであれば、こちらからお断りしましょう。
2 やっぱり実家のそばにした方がいい?
お父さんお母さん方にとっては、お子さんが一人っ子である以上、やはりそばにいてほしいという気持ちが現れがちです。
これは、家庭環境、お父さんお母さん方の健康状態や年齢による部分があるため、一概に言えませんが、一人っ子故に親の面倒を見ないといけないと諦めてしまうことを、お父さんお母さん方が望んでいるでしょうか?
もちろん、双方が納得いく方法が一番いいことですが、普通はお父さんお母さん方は、お子さんの幸せを第一に考えているので、それこそ、自分たちのためにお子さんの夢を潰してまで実家の近くで就職をしてもらうことを望んではいません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いつかは、お子さんも進学、就職を経て巣立っていきます。
お父さんお母さん方はもちろん、お子さんである当人も、一人っ子であるが故、兄弟姉妹がいる家庭よりも進路を決めるときには、親の面倒や、親元を離れて進学することへの罪悪感などが頭をよぎり、諦めるべきなのかと自身と葛藤したり、時には衝突が生じ、泥沼にはまってしまうケースも生じます。
しかし、本当に幸せなのか何なのか、親のそばにいることが全て親孝行になるのか、双方が納得するまで話し合うことで、必ず双方にとってのいい答えが現れてくるでしょう。
読んでいただきありがとうございました。
では、また。