結婚におけるトラブルの乗り越え方の指南書
どうも、将軍です。
前回は、結婚式において、当人同士をはじめ、親子や両家同士などの考えの相違によるトラブルについてお話ししていきました。
今回は、トラブルが起きてしまった場合に、どう対処して乗り越えていくのかをお話ししていきます。
これから結婚される方、まさに現在進行中でトラブルに当たってしまっていらっしゃる方へ参考になれば幸いです。
目次
トラブルの種類
前回の記事を少しおさらいしてみましょう。
主なトラブルは、大きく分けますと
- 当人同士の問題であるもの
- 親子との問題であるもの
- 両家同士の問題であるもの
の3種類があります。
それらを少し細かく分けますと
- 実家の距離や新しい住まいなど、物理的な問題
- 希望する挙式スタイルや同居の可不可など、心情的な問題
- 風習や文化など、地域が関係する問題
- 信仰する宗教や家族構成など、誰もに責任のない問題
の4種類が挙げられます。
種類別トラブルの乗り越え方と難易度
では、先ほどお話ししました4つの種類のトラブルの乗り越え方とその難易度(★5段階で表します)についてお話ししていきます。
1 物理的な問題
難易度:☆☆☆☆★~☆☆★★★
互いの実家からの距離や、仕事を続けるかどうかと言った問題などが該当しますが、主に当人同士のトラブルになるため、互いの実家からの距離が離れれば離れるほど、多少難易度は上がりますが、基本的には難易度は低い傾向です。
仕事を辞めてもいいのか、そういったことも踏まえて話し合うようにしていければ、自然と問題は解決できます。
2 心情的な問題
難易度:☆☆☆★★~☆☆★★★
希望する挙式スタイルや、同居の可不可、新婚旅行の行き先などが該当します。
トラブルの原因が当人同士のものなのか、親によるものなのかにより難易度が変わります。
心情的な問題の場合、例えば、男性の実家が大阪、女性の実家が京都という状況の場合で、どちらもが地元を離れたくない、また新婚旅行の行き先を、男性はヨーロッパに、女性はハワイにと思っている場合、一番多いのが、「住まいは女性側の希望に合わせて京都方面にするが、新婚旅行は男性側の希望に合わせてヨーロッパにする」などのように、互いが妥協しあう方法を取るケースを多く見受けられます。
しかし、筆者は妥協が必ずしもいい方法であるかと言えば、そうではないと言います。
日本人は、主張をせず和を重んじることを美徳とされてきているため、妥協という方法は理にかなった方法ではありますが、基本的に結婚式は一生に一度のものですので、妥協をするだけでは後悔が残り、夫婦になった後に蒸し返すような言動になる危険もあります。もし、妥協できないほど嫌な提案なのであれば、「嫌なものは嫌」で構わないかと考えます。
必ずしも、その提案でないといけないという決まりはありませんので、一度白紙に戻し、第三の提案を考えるほうが、合理的な場合もあります。
もちろん、妥協する側にとって、提案の内容が悪くはないと考えるのであれば、問題はありません。
3 地域が関係する問題
難易度:☆☆★★★~☆★★★★
地域の風習や文化などが該当します。
日本は島国であるため、それぞれの地域には、珍しい風習や文化*1も時に存在します。
防ぎようのない事柄になり、また法律に基づくような事柄ではないため、難易度も比較的高い傾向がありますが、互いに相手の地域の風習を事前に勉強しておくことで、トラブルは未然に防ぐことが可能となります。
4 誰にも責任のない問題
難易度:★★★★★
信仰する宗教や、一人っ子や母子家庭などといった、家庭環境が該当します。
地域の風習や文化などと同様、防ぎようのない事柄ではありますが、地域が関係する問題は、勉強しておくことによって対処ができることに対し、信仰する宗教や家族構成は、勉強して対処できる問題ではなく、地域の風習や文化に比べると偏見を持つ方も一定数は存在することから、トラブルが起きたときの乗り越えるときの難易度が上がります。
4つのトラブルの中では、どうしようもない問題であることから、トラブルを解決する難易度も高くなり、また破談の危険性も高まります。
こればかりは、もう話し合うしかありません。最初は当人同士、次は当人同士+相手の両親の4人、それでもどうしようもないのであれば、そこに実の両親も加え6名で話し合うことになります。
そこで、両家同士の両親がどう考えているのか、例えば男性側の家族が特定の宗教の信者の場合に、自身まで宗教の信者になる必要があるのかそうではないのか、そういった意見も話し合うことで、時間はかかりますが、出口が見えてきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
トラブルには、対処できる問題と、防ぎようのない問題とがあります。
対処できる問題の場合、妥協という方法が合理的と考え、妥協される方が多く見受けられますが、妥協が必ずしも一番ベストな方法であるとは限りません。
しかし、防ぎようのない問題でも、時間はかかりますが、必ずいつかは出口が見えてきます。
読んでいただいてありがとうございました。
では、また。
*1:名古屋の菓子まきや、沖縄のカチャーシーなど