一人っ子はかわいそうなのか?
どうも、将軍です。
前回は、一人っ子における現状を概略形式にてお話しさせていただきました。
これより、自身が一人っ子である方はもちろん、お子さんが一人っ子であるお父さんお母さん方など、身近な方々に一人っ子の方がいると言った方々にそれぞれに向けた一人っ子としての生き方、接し方について、テーマごとに分けて指南していこうと思います。
今回は、「一人っ子はかわいそうなのか?」ということに焦点を当ててお話ししていきます。
目次
一人っ子がかわいそうと思う人は多くいる
妊娠、育児等をテーマとした掲示板を見ていると、
わが子が一人っ子なのはかわいそうだから、弟や妹を作ってあげたいと考えているお母さん方
そこから派生して、一人っ子はかわいそうなのか、ダメなのかと不安に思ってしまっているお母さん方
さらには、ママ友や身内の方々など、お母さんを取り巻く周りの方々から、「一人っ子だとかわいそうだよ、ダメに育つよ」と言われているお母さん方
など、お子さんが一人っ子であることに対して、不安な感情をお持ちのお母さん方が、意外と多くいるのが現状です。
一人っ子がかわいそうと思われる要因は何なのでしょうか?きっと多くの方は、一人っ子に何かネガティブなイメージがある故に、そのように感じるのではと考えます。
一人っ子がかわいそうと思われる要因
前回のおさらいも含め、一人っ子のイメージをいくつか挙げていくと
- わがまま
- マイペース
- 親からの期待が大きくてプレッシャーが付きまとう
- 親の面倒など、将来のことを早くから考える必要がある
などがあります。
兄弟姉妹がいない分、どうしても自分一人で背負う必要が生じ、そして育った環境次第では、幼い間から跡継ぎのことも言われ続ける場合もあるため、兄弟姉妹がいる人なら「兄弟姉妹で分担で」「誰かが後を継いでくれる」で済む問題が、一人っ子だとそうはいきません。
そのように、幼い間から将来のことを考える必要がある、それゆえに進学や就職、結婚相手も、兄弟姉妹がいる家庭よりは幅が狭まる可能性が生じるのは、確かに「大変」なことです。
また、家の中では、子どもが一人だけなので、学校が無い時に遊ぶ相手がいないことは、確かに「寂しい」ことではあります。
しかし、果たして、一人っ子ゆえに家庭のことを背負う必要が生じたり、遊ぶ相手がいないことは、「かわいそう」に該当するのでしょうか?
筆者は、「大変」や「寂しい」ということは、「かわいそう」と必ずしも一致しないと考えます。
「かわいそう」の正解はただ一つだけ
こればかりは、人の価値観の問題になるため、一概に「この答えが正しい」とは言い切れない問題になります。
例えば
「兄弟がいなくて寂しい思いをしてしまう」が故にかわいそうと思うAさん
そして
「親の介護も何もかもをすべて一人で背負わないといけない」が故にかわいそうと思うBさん
どちらの考えも間違いではありませんが、正しいとも限りません。
ただ、一つ言える正解は、お子さんが一人っ子であるが故に
「お父さんお母さん方が、お子さんをかわいそうだと思ってしまう」
ということが、お子さんにとって一番かわいそうなことです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一人っ子がかわいそうであることには、確たる根拠はありません。
しかし、一つだけ言えるのは、お子さんが一人っ子であることをかわいそうと思わないことです。
子どもは、お父さんお母さんの感情を敏感に感じ取っています。お父さんお母さん方が、愛するわが子のことが一人っ子だからとかわいそうという気持ちを抱いてしまうと、「僕(私)ってかわいそうな人なの?」と思い始め、自分への自信を失いかねません。
「一人っ子がかわいそうなのではなく、一人っ子故にかわいそうと思われていること」
本当にかわいそうなのはここであると考えます。